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茶のしずく石鹸被害救済 岡山弁護団

茶のしずく石鹸被害救済 岡山弁護団

 株式会社悠香が販売していた「茶のしずく石鹸」(平成22年12月7日以前製造分)を使用したことが原因と思われる小麦アレルギーの被害が相次いだことから、悠香は、平成22年12月に旧製品の販売を中止し、平成23年5月から自主回収を始めました。
 被害内容は、使用時のかゆみやかぶれなど比較的軽いものから、全身性アレルギーを起こして、呼吸困難、血圧低下、意識不明になるなどのアナフィキラシーショックを起こして救急搬送される重篤な被害もありました。 これらの重篤な症状は、茶のしずく石鹸(旧製品)の使用により、石鹸に含まれていた小麦由来成分(加水分解小麦「グルパール19s」)が皮膚や粘膜から体内に入り、小麦アレルギーを発症したものと考えられており、一度発症すると石鹸の使用を中止しても、小麦を含む全ての食品(パン、うどん、小麦が含まれる加工食品、調味料、医療品など)を口に入れたり、それが皮膚に触れるだけで重篤なアレルギー症状を起こすようになります。
 このため、被害に遭われた方々は、日常生活の中で様々なことに神経を使わなければならず、大変な不安と苦痛を受けています。

 これらの被害報告を受け、全国各地で弁護団が結成され、被害者救済のための活動が始まり、平成24年4月20日には、東京、大阪、福岡、広島など15都道府県の原告団が、悠香ほか2社(石鹸の製造会社のフェニックス、小麦由来成分を作成した片山科学工業所)に対し、製造物責任法違反による損害賠償請求訴訟を提起しました。原告の数は、535名に上っています。

 岡山では平成24年5月30日、製造物責任法に基づき、悠香ほか2社に対し、合計3億7500万円の損害賠償請求訴訟を提起しました。原告の数は25名に上っています。

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